2008年11月17日月曜日

不動産不況

また一つの会社が消えていきました。
不動産会社です。
ジャスダック上場会社でした。

最近、ニュースでやたら取り上げられているので、
皆さんよくご存知だと思います。

不動産業界、嵐が吹いております。

でも、よ~く見てみると、つぶれた会社っていうのは
ほとんどが不動産ファンドに手を出した会社です。

不動産ファンドとは・・・
非常によくまとまったブログを見つけちゃたので、
詳しく知りたい方はこちらを。

もの凄く簡単に言っちゃうと、

1.投資家から金を集める。


2.集めたお金でビル(マンション)を買う。


3.買ったビルを賃貸して、家賃収入を投資家に分配します。


4.最終的にはビルを売却し、その売却益から投資家に出してもらった元金を
  返還。更に売却益が残れば、更にそれを分配します。


とまあ、こういう流れです。

家賃や、ビルの価値ががんがん右肩上がりで上がっているときは、ぼろもうけです。

でも、ちょっと考えればわかりますが、いつまでも上がりっぱなしなんてことはないわけです。


不動産仲介業者からみた、ファンド物件のデメリットは・・・

1.賃料交渉がほとんど全くできない。
  投資家から金を集める際に、「大体このくらいの家賃を得て、
  このくらい家賃収入がありますよ~」なんて言って集めているので、
  賃料を下げられなくなっちゃってんですね。

2.同様に、相場の賃料が下がっても、賃料が硬直化しており、
  現実に対応できなくなってしまっている。
  こっちの方が深刻でしょうね。我々からすると、明らかにファンド物件は
  浮き上がってしまっているイメージです。


したがって、いつまでもテナントが決まらず、家賃収入も得られず、かといって
売却もできずにずるずると負債を増やしていく・・・。

行くも地獄、帰るも地獄


不動産ファンド会社を含めた不動産業界。
ど~なんでしょうね~。
アルバ的には来年かなり動きがあると見ていますが・・・。

ご意見、ご感想はアルバまで。



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