2008年10月27日月曜日

保証会社とは

久しぶりに不動産屋っぽい話題を。

今回は保証会社の話をします。


賃貸物件を借りる場合、ほぼ必ずといっていいほど必要になるのが
「連帯保証人」という人物です。
今回は、わかりやすくするために住居を借りる場合に限って話をします。

住居を借りる場合、借主はたいていは個人の方ですので、保証人は
その借主の親族の方がなるのが一般的です。
例えば、「親許から離れて一人暮らし!」とか言う場合、
借主は息子・娘ですが、保証人はご両親のうちどちらかがなるのが一般的です。

さて、ここで既に問題発生
保証人は万が一借主が支払いを滞納した場合などに、その借主に代わって
支払いをしなければいけない人なので、当然の如く、最低限借主以上の
支払い能力、つまり収入がなければいけません。

ここまで、ついて来てます?

では、先行きましょうか。

ところが、最近の若者どもはいつまでたっても結婚をせず、40歳過ぎても
結構独身だったりします。すると、ご両親は既に会社をリタイアしており、
保証能力がないことが非常に増えています。

んじゃ、どうすりゃいいのさ。
借主の俺自身は支払い能力あんのにさ!!

保証人立てられないからって貸さないってのか!!!

ざけんな!!!!

・・・・・。

そういう場合の、保証会社なわけです。

保証会社と契約金を払って契約を結ぶと、借主が不払いなど起こしたときに、
保証会社が代わりに支払います。

つまり。

借主にとっては・・・保証人を探す手間が省ける。
貸主にとっては・・・賃料等の取りっぱぐれの心配がない。

というわけです。

じゃあ、みんな保証会社使えばいいじゃん!
となりますわな。

借主にとって保証会社を使うことによるデメリッもあります。

先ほど「保証会社と契約すれば」といいましたが、その契約の
際に保証委託料として(賃料+管理費)/2支払う必要があります。(もっと多い場合もあり)
これは、保証金と違って、解約しても返ってこないお金です。
ですから、この分契約する際の初期費用が負担になるわけです。
しかも、1年ないしは2年ごとに更新料があり、そのたびに1万円支払う
必要もあります。

貸主側のデメリットは。

保証会社がつぶれてしまうことでしょうか。

実際、つい最近リプラスという上場会社がつぶれてしまい、
リプラスを保証会社として利用していた貸主が右往左往してます。
仮に「保証会社に入りなおしてもらいます。」となった場合、
また保証委託料を払わないといけませんが、それは誰が負担するのか・・・。
問題になりそうですよね。
*(現状、まだリプラスの保証能力が生きているケースもあるようです。)

とはいっても、リプラスがつぶれたのもファンドで不動産購入に手を出した
部分が失敗しただけで、保証会社としての事業で失敗したわけではなく
むしろ黒字だったんですね。

というわけで、保証会社を使った賃貸借契約というのは今後益々
増えそうですね。

もうすぐ会社をリタイアして、年金暮らし・・・というご両親にとって
一番の朗報かもしれませんね。

ご意見、ご感想はアルバまで。






4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

保証人と言えば・・その節はご迷惑をお掛けしました。。

そうそうリプラスって倒産しちゃったんですよね・・・中国の物件とか購入したり、飛ぶ鳥を落とす勢いだったのに、なんとも・・

しかし保証金を差し入れてるのに、何故保証人まで必要なんでしょう??別にお金借りるわけじゃないのに・・謎です??

匿名 さんのコメント...

とめちゃん
昨日はごっちゃんでした!

それも問題なんだよね。以前このブログにも書いた気がするけど。
でも、現実問題、保証人なしで、となると保証金の額が全体的に上がる可能性はあるよね。

匿名 さんのコメント...

今回の物件は保証会社に入ることが条件だったので、入ったよ。
ネクストフィナンシャルグループってところだけど、大丈夫だよねー??

匿名 さんのコメント...

なつぱぱさん
㈱ネクストフィナンシャルサービスじゃないですか?
ここは大丈夫だと思いますよ。
本業の広告代理店業も順調ですし。
変なファンド組んでませんし。
とにかく、保証受託業務自体でこけることは
無いと言ってもいいみたいですよ。