2008年12月12日金曜日

中国人不動産購入ツアー

久しぶりに不動産屋らしいブログを一つ。


最近、アメリカにサブプライムローン問題で売買価格の下がった
不動産物件を買い求める「中国人不動産購入ツアー」
急増、盛況中だそうです。


なぜ!

1.中国国内の不動産市場は既に停滞感がある。
2.比べてアメリカの住宅売買価格は中国よりも低く(驚!!)
  中国国内の物件よりも魅力的である!

アンド

3.ビザ取得の規制緩和
4.中国の対外投資政策の緩和

が原因のようです。


さて、これってほんとに価値の下がった不動産を買い漁る
中国人が得なのか。
単純にやられっぱなしのアメリカ経済の救世主なのか。

どうやら、そうも言えないようです。


さかのぼること20数年前。
バブルに踊っていた日本企業は「ガッサガッサ」
音がするんじゃないかと思うくらいの勢いでアメリカの
著名不動産物件を買い漁っておりました。

結果、どうでしたでしょう?

まんまと適正価格よりも高く買わされた日本企業は
その後バブルがはじけて、とっても安く売らざるを得ないなんていう
とんでもなく間抜けな、

というよりは、

とっても人のいい商人のような

というよりは、

まるで慈善家のような

失態を演じたわけです。

終わってみれば、日本の企業がドブ不動産につぎ込んだお金で、
そのころ凹んでいたアメリカ経済がどれだけ救われたことか!

翻って今回の中国人不動産購入ツアー
またしても、アメリカ人のいい食い物になるのでは??
ということを懸念する専門家もいるようです。

でも、どうでしょ。
正直、僕は日本人は商人というよりは、職人だと思ってるんですけど
中国人は根っから商人ですからね~!!

ここはどちらの商人が勝つか、高見の見物と行きましょうか!






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