2009年3月27日金曜日

ゲストハウスといえば・・・

今日ご案内差し上げてた社長さんが、今住んでいるマンションから
出て、「ゲストハウス」に引っ越そうか真剣に考えている、ということをお聞きしました。

はっきり言って、非常に稀な方です。

ここでゲストハウスを知らない方のために簡単な説明をば。

ゲストハウスとはもともとは大学などで訪問者を泊める施設のことを言いました。
宿泊施設ですよね。

現在、ゲストハウスというと一言で言えば
「ルーム・シェア」
または
「長期滞在用格安宿泊施設」です。

自分の個室以外のトイレ・キッチン・リビング・ダイニング等を複数の
入居者と共同で利用します。

たいていは家具付きの物件が多く、旅行かばんひとつで生活ができます。

外国から来た学生などが良く利用します。

普通の住居を借りるのと違って・・・

1.敷金・礼金が要りません。
  施設料などといった名目で取られますが、1万円程度です。
  敷金ではありませんから、退去時に返還されるものではありません。

2.保証人が不要です。(ホテルに泊まるのに保証人が要らないのと一緒です。)

3.たいていは家具付き

4.とにかく安い。賃料には水道・光熱費が含まれており、リーズナブル。

3と4は最近そういった物件もありますが、日本語をろくに話せない外人がいきなり
日本に来て1と2をクリアすることは相当難しいことを考えると、外人の方には
かなりお勧め物件になるわけです。

でも、普通日本人の方がわざわざ好んでゲストハウスに住むことはないんですよね。
例えば、「日本に来ている外国人の方と親しくなりたい。」などといった理由で
あえて外人が多くすむゲストハウスに住む方はいらっしゃいます。
そういう目的であれば、ぴったりともいえます。
何せ自分の部屋以外は海外にいるようなものですから。

ただ、普通の住居と違って自分のプライベートがかなり制約されますよね。
一般的に言って、安いからなどと言った理由でゲストハウスを選ぶ人はいません。


かれこれ15年前。
何を思ったか営業マンA、スペインに語学留学に行きました。
スペインについてから2ヶ月ほど生活したのがまさにこのゲストハウスでした。
スペインで言う「Piso(ピソ)」です。

学校の人に自分が住むゲストハウスに連れて行かれた営業マンAは
ひっくり返るほどビックリしました!!
だって、営業マンAを含めて5名の住人のうち男は営業マンAだけだったからです!

僕の部屋は入り口から一番近いところにあったのですが、
その隣がアメリカ人。
そのまた隣がオランダ人。
一番奥の部屋にドイツ人が2名。
全員20代前半の女性ばかりでした。

入居したばかりの頃はものすげ~~~~~~好奇の目で見られ続けました。
「へ~、これが日本人の男児か~。」的な。

でも、みんなすごく優しかったです。

中学1年生レベルの英語しか話せない(スペイン語なんてもっと話せない)アジアの男に
「あそこのスーパーは品数も多くて安い。」
とか
「ここのディスコは楽しいよ。一緒に行かない?」
とか
「明日の朝、蚤の市が立つから一緒に行かない?」
とか。
料理なんかどうせ作れないだろう、と思ったのか、
毎晩のように誰かが夕食を作ってくれたので、夕食は
豪勢なことが多かったです。
ろくに話せず理解できない、みんなとの夕食でしたが
感謝感謝の毎日でした。

彼女たちが学校のみんなに紹介してくれたので、
営業マンAは学校に通い始める前からいろんな友達を持つことができました。

と思えば、

トイレに行こうと思ったら、オランダ人の女の子が
バスタオル一枚でふらふら出てきたときは
どうしたもんかと思ったり。

みんな平気でリビングに下着を干したり。

まあ、いろいろ困ったこともありましたが、面白い日々でしたよね、今思えば。




ゲストハウス・・・

結構面白いですよ。

なんか最初の頃と結論が変わってるし。笑










2 件のコメント:

Sakie さんのコメント...

これってまさにハーレム体験ですか?
美女に囲まれた営業マンAさんのデレーっとした顔がかなりクリアーにイメージできます。それにしても貴重な体験。

アルバ さんのコメント...

Sakieさん
でれっとなんてしてる余裕ないっす・・・。
女子の方が圧倒的に多いクラスの男子のように大人し~くしてました。笑

貴重な体験だったことは間違いないね。