2009年6月9日火曜日

面積いろいろ 男もいろいろ 女だ~って・・(くどい)

自分のブログを見直してみて驚いた!

面積の話をしてませんね?

同じ坪数でも大きさがまちまちだって知ってました?

どういうことかというとですね、
大きく分けると契約面積には
「ネット面積」
「グロス面積」
というのがあります。

グロス面積から説明しますと・・・
グロス面積とは契約面積に給湯室やトイレ、
場合によっては一部共用部の通路やエレベーターホールなども
含んでいるものです。

ネット面積とは・・・
それらを一切含んでいない、執務室内のみのものですね。


ここまで説明してなんだかやっぱり以前に説明したことがあるような
感覚に襲われてますが大丈夫でしょうか・・・。


つまり、同じ30坪でもトイレ・給湯を含んだ面積と除いた面積とじゃ
えらい違いなわけです。
まあ、想像してもらえば理解できることかと思います。

正直見分けのつくものではないので、不動産屋に確認することを
お勧めしますが、一般的にはトイレ・給湯が執務室内にあるものは
グロス面積であることがほとんどです。
執務室の外にトイレ・給湯があるからといって油断してはいけません。
1フロアに1テナントの物件の場合は執務室の外にあっても
契約面積に含まれていることがあるからです。

「ネットとグロスでそんなに違うなんてずるい!!プンプン!!」

と思われる方も多いことでしょう。
そうでしょう、そうでしょう。

そうでしょう、が!
これはオーナーさんの考え方の違いなわけで
一概にずるいかどうかは難しいところです。

「トイレ・給湯もお宅が専用で使えるんだし、
契約面積に含めるのは当然でしょうが!!」

といわれると、「ま~ね~」と言わざるを得ません。
でも、含めないオーナーがいるのも事実ですが・・。


面積とは直接関係ありませんが、エレベーターホールにも
いろいろあります。

有名なものでいうと、
「ダイレクトイン」
です。

これは恐らく業界用語だと思うんですが、
エレベーターを降りるとすぐに執務室になるタイプのものです。
つまり、エレベーターの扉がそれぞれの部屋の扉にもなってるわけです。

だと、何なの?
って、思いましたね。

つまりこういうことです。

通常、エレベーターを降りるとエレベーターホールがあり、
その先に部屋に入る扉があるわけです。
一般的にはこのエレベーターホールは契約面積に含まれません。

ところが、ダイレクトインの場合は、そのエレベーターホールに
あたる部分がなく、いきなり室内なので、テナントさんによっては
エレベーターホールを作る必要があるわけです。
つまりエレベーターホールの分面積が減っちゃうわけです。
しかも、造作代もかかりますしね。

「エレベーターホール?要らない。」
というテナントさんにとっては特に問題ないことですね。

ただ、エレベーターホールがないってことは
セキュリティ上、多少気をつけないといけないんですね。
だって、エレベーターさえ乗れれば、誰でも
直接執務室に入れちゃうって事ですからね。
これは結構怖いことです。

「しつこい営業マンを撃退するのが大変!」
なんてのはまだ良いほうで、
「昼間は執務内は女性1名もしくは数名しかいない・・・」
なんて会社さんにとっては知らない人がいきなり
どかどか入ってくるってのはやはり防犯上あまり
好ましいことではないですよね。

以上の理由でやっぱりエレベーターホールを作らざるを得ない。
          
              ↓

         契約面積が削られる。

となるわけですね。



いや~、たかがオフィス、されどオフィス!
気をつけないといけないところがいろいろありますなあ!

考えるのが面倒くさい?

→アルバへ!!(復刻版)






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