2009年7月23日木曜日

悲しい気持ち

いつからだったですかね、

今ちょっと調べてみたら、3年前の平成18年の10月頃でした。
千代田区にある、あるビルのオーナーさんと知り合いました。

最初は私の昔からのお客さんの紹介で、ビルの1階が空室になるということで
募集の窓口をアルバが引き受けることになったのがきっかけです。

ビルオーナーは老夫婦です。
いつもお相手をしていただけるのは奥様の方です。
その頃はご主人は神田の会社に毎日仕事にいってらっしゃいました。
昨年会社を引退され、最近はご自宅にいらっしゃることが多かったようです。

ご主人はおよそ声を荒げると言うことのない方で、
いつも笑顔を絶やさず、
かといって、仕事は非常に綿密で
営業マンAのできていない部分を静かに諭してくださる方でした。

奥様は非常に明るい方で、
良く笑い、
喜怒哀楽が比較的はっきりしてらっしゃいます。
でも、そんなところが営業マンAの祖母を思い出させて
話していて非常に心が和みます。

いずれにしても、オーナーご夫婦には非常に可愛がってもらっています。



そんなご主人が亡くなりました。
享年83歳でした。
今月の14日にお亡くなりになったそうです。
まぬけな営業マンAは10日も経った今日の今日まで知りませんでした。

たまたまビルのテナントさんのクレームの件でアポなしでお伺いしたところ、
その事実を知ったのでした。
行かなければ当分の間、知らないままだったのではないかと思います。
そう考えると、ビルのテナントさんがクレームを出したのも、
知らせるための何かの縁だったのかなあ、とか思ってしまいます。

最後にお会いしたのは今年の2月でしたでしょうか。
その頃既にだいぶお痩せになっていて、入退院を繰り返してらっしゃったので、
どこかが非常に悪いのかもしれない、と思いつつも奥様にお聞きすることもできずに
そのままになってしまいました。

既にその頃からご主人はご自分が末期のガンであることをご存知だったそうです。
私と話しているときはご主人はもちろん、奥様も微塵も感じさせませんでした。
営業マンAが鈍かったんでしょうか。

思えば、それが最後の会話となってしまいました。

いつもそうですが、亡くなられてから
「もっといろいろお話がしたかった。」などと後悔してしまいます。

今は静かに、ご冥福をお祈りするのみです。
どうか安らかにお眠りください。
今まで本当にありがとうございました。

合掌





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